5分でいいから本を読みたい
今、一番欲しいもの。
それは、時間。自由な時間。本をゆっくり読む時間。
育休中なので、仕事も育児も、という生活のときよりは自由な時間もあるけど。
第1子が保育園行ってるだけでもありがたいけど。
でも、なぜか気付くと一日終わってる。
プレゼントととしてもらえるなら、うれしい。とてもとてもうれしい。
ということで、今週のお題「自分に贈りたいもの」について。
そういえば私が子どものころ、母は誕生日プレゼントに「ひとりで美術館にいく」という時間をもらっていた。
小学生になる前から、母とはよく美術館に一緒に行っていた。だけど、母の誕生日の日だけは一緒に連れて行ってもらえなかった。
私は、それがちょっと寂しかった。母と一緒に行きたかった。おみやげにもらうポストカードを、複雑な気持ちで受け取っていた。
自分も母になった今は、わかる。
ここはどうしても、ひとりの世界で見に行きたい美術館だ、という母の気持ち。
子どもを連れて行くにはちょっと遠い美術館だという事情もあったり、ゆっくりと併設のレストランや庭で過ごす時間も大切にしたい、という気持ち。
乳幼児を抱えた今、ひとりで美術館には行けなくてもいい。
とりあえず、本を読む時間が欲しい。5分でいい。
要領が悪くて何とかしたいのに、アスリートみたいに「その1分を削り出せ!」的に時間を生み出すのは苦手。
急いでなにかやると、たいがいうまくいかない。
包丁で指を切っちゃったり、お皿をひっくり返しちゃったり…。
融通がきかない性格のせいか、1冊読み終えてからでないと、次の1冊を読む気になれない。小説だと、その話の世界に入りたくて、細切れの時間で読む気にもなれなくて、まとまった時間が欲しくて、そういえば今はそれがなかなかできないから小説から遠ざかってる。
5分間。
あ、哺乳瓶を電子レンジで煮沸消毒する時間と一緒だわ、ってことに気がついて、いつもはその5分間でお皿を洗っているけど、本を読んでみた。
小説ではなくて、育児のハウツー本的なものにしたら案外読めた!
これからは、細切れでも読める本と、じっくり読む本を場面に応じて読むようにしてみよう!と気づくことができた。
ミルクが冷めるまで泣きやまない第2子を抱きながらでも、本は読めた。
立ってゆらゆらしていないと泣き止まないけど、小さくて薄い本なら片手で持って読めるんだね。泣き出したら何にもできない!!って思ってたけど、案外できることってあるんだね。抱っこひもを使えばもっとできることも増えるよね。
ありがとう、今週のお題。泣いてる子もかわいいと思えたわ。
抱いてないと泣く、ってのは、抱いたら泣き止むわけで、解決法がわかってるだけでもいいわ。
時間は大事。
もしこの内容を読んでくださった方がいたら、貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。
#読書タイム