私って「VERY世代」って言っていいのかしら
美容室にて、タブレットで雑誌を検索しようとしたら、頼んでもないのにオススメとして「VERY」が表示された。
前の人が見ていたのか、発売日だったからなのか不明だけど、気になってはいたので読んでみた。
VERYといえば、姉の愛読雑誌だったはずである。
年が離れているせいか、趣味や価値観が合わないせいか、あまり仲が良いとは言えない姉妹なので、しばらく話してはいないが、当時30代後半だった姉が出産後に読んでいた。
もともとファッションに関心が高く、見栄えも美しい姉である。子どもの頃から常に比較されてきた私。
姉は親戚が集まる場ではいつでも「いつ見てもキレイねぇ」と言われ、私はいつでも「大きくなったねぇ」であった。もはやそれ以上は大きくはならない年齢になってもなお、容姿を褒められることはなく。
当時、実家にいた私の知っている限りでの姉の愛読雑誌は、BAILAであったり、Oggiであった。そこからは一緒に生活していないので不明だったが、産後に里帰りしてきたときに読んでいたのがVERYであった。
私はファッションにそれほど興味がなく、美容室でパラパラ見る20〜30代であった。MOREやWith、CLASSY、BAILAやOggiも買ってはいなくて、美容室で見るだけ。
容姿のコンプレックスもさることながら、「愛され女子」というのに違和感があって、どうも買ってまでは読む気になれなかった気がする。
結婚してからは、美容室で読むのはオレンジページとかESSEがテーブルに置かれることが多くなったのでそれをパラパラ。
考えてみれば紙の雑誌を置くのって、美容師さんにどう見られているかのバロメーターだったよね。
コロナですっかりタブレット方式になったけど。
「VERY世代」というのは、主に小さい子どものいる30〜40代前半くらいを指すのだそうだ。30代後半で出産する人も増えたからね。私もそうだけど。
そして仕事をしている、いわゆるワーママというのがメインターゲットなんだということを改めて思い知りました。それも明らかにそんなに収入低くないけど、めちゃくちゃ高いってわけでもない感じかな。
美容室で読みきれなかったので、改めて図書館で6月号を借りたらおもしろくてついつい読んでしまった。
雑誌に2時間近く時間かけるって、久しぶり。
早朝、子どもが起きてくるまでの貴重な時間。
りゅうちぇるのお悩み相談でバッサリと夫を切る書きぶりもおもしろかったし、柚木麻子の本のオススメが載っていたり、平野啓一郎の妻でモデルの春香が子育てについて書いている内容もおもしろかった。
福岡で寺子屋をやっている人のインタビュー記事で、サードプレイスの話もおもしろかった。
サードプレイス。大人にも必要よね。それをTwitterが担っているという記事には、ついにTwitterやってみようかな、と思ったり。
自分が年を取るごとに、年代ごとに読んでいく雑誌は変わっていく。
もともとファッションに興味のない私だけど、ファッション以外の情報も得られるのはうれしい。
買うほど欲しいわけでないから、ひと月待って図書館の閲覧期間が終わったら予約だな。
しかし…
雑誌ってホント色々出てるよね。
子育て世代向け雑誌でいうと、Martもたまに読むけどはVERYとはちょっとテイストが違って主婦向けって感じだし。
次に読むのはSTORYかなぁ、とか思っていたら、この3つはどれも光文社。出版社同じだったのか!知らなかったー。
他にどんなのあるか気になったので調べてみた。
そうそう、MarisolとかLEEもあるよね。これは集英社。MOREとかBAILAと同じ出版社。
Marisolは40代向け。LEEも30代〜40代の子育て世代向け。えぇー。あれもこれも読みたくなっちゃう。
そんなこんなでネットサーフィンしていたら、MarisolもDomaniも休刊していることをはじめて知った。
そしてちょうど1年前のヤフー記事。
「私たちに今日(オッジ)はあっても明日(ドマーニ)はない」
なるほどねー。同じ出版社から出てるのを年齢とともに追えばいいわけではなくなってるのね。
https://news.yahoo.co.jp/byline/yonezawaizumi/20210629-00245032
出版社も色々大変だ…
だけど私はやっぱり紙が好き。休刊の世の中で明らかに逆行。
すみません、でも買わないのです。図書館で借りるのです…。
そんなこんなで雑誌選びに迷走しそうな予感。
親になってから、もともと関心のあったものにプラスして、子育てのことだったり、世の中のことも知っとかないと的な思いも出てきて気持ちが忙しいことこの上ない。