mimiriのブログ~要領悪くても終わればいいさ~

アラフォーで子ども2人出産し、日々の思うことを書いてます

運転できる人がうらやましい

恥ずかしい話だけど、運転免許の実技試験に計3回落ちている。

教習所内で1回。バックしてポールに当たってしまって即失格。

公道での試験で2回。1回目は信号で「行けるだろ、これ」と思っていたら助手席の教官がブレーキ踏んでアウト。「今のは行っちゃダメでしょ」って。2回目は左からやってきた自転車のおじいちゃんが前を横切って、教官が先にブレーキ踏んでアウト。

 

うすうす、「運転向いてないな・・・」と思いながら教習所に通っていた。将来の就職のためにとりあえず取っておくか、と通っていた。目の不自由な父は運転ができない。母も運転はできない。誰も運転できない家族の中で自分が運転できたらいいな、と思った。車のCMみたいに景色のいいところをすーーーっと走れたら気持ちいいだろうな、と思っていた。

でも、教習所で車に乗るのが楽しいとは思えなかった。怖い怖い、と思って乗っていた。そんなこんなで試験も落ちるからますます向いてないことを自覚したものの、払ったお金がもったいない。

なんとか取った運転免許は、晴れて高額な身分証明書となった。無くしたら手続きが面倒なので、パスポートと共に大事に引き出しにしまわれた。なんならパスポートのほうが断然出番が多い学生生活だった。

 

そうはいっても社会人になると身分証明書として出番がやってきて、いまはちゃっかり財布に収まっている。

しかし当然、いぶし銀的なゴールド免許。世の中に「一度も運転席に座ってエンジンかけたこともないままゴールド免許です」という人は一体どのくらいいるのでしょう。なんか、すんません。返上したほうがいいかな、と思いつつ、いつか乗るかも、いつか乗るかも、と思っていちおう持っているのです。

そういえば、一度、ペーパードライバー講習に行ったことがあった。仕事で運転が必要になって、やむなく行った。が、教官に「あなた向いてないよ。会社に仕事変えてもらうように言ったほうがいい」とハッキリ言われ、そのまま上司にそう伝え、部署のお荷物となりながら仕事内容を変えてもらったのだった。

 

なにかできないことがあるって、コンプレックスになるよね。でも仕方ないわ。世のため、人のため、なにより自分のためだわ。

あぁ。でも運転できる人がうらやましいのです。能力高いな、って思うのです、一度にいろんなことを気にすることができるわけじゃないですか。運転ってそういうことが求められるわけじゃないですか。それができないって、なんだか人としてダメな感じがすごくしてしまうんです・・・。

 

「運転は慣れだよ」

「子どもの頃から乗り慣れてないと、なかなか運転するのは難しいよ」

「運転が好きな人とつきあって、助手席に乗るようになったらきっと楽しくなるよ」

「外車運転する人だったら、自分は運転席側で運転している感覚が身につくよ」

などなど周りから言われたが、結局外車を乗り回すような人どころか、運転が好きな人ともお付き合いする機会はなかった。結婚した男は「運転免許に高額費やすくらいなら電車に乗る」という鉄道オタクで、相変わらず車と縁のない生活を送っている。

 

あぁ。でも運転ができたらいいなぁ、とやっぱり最近思うのです。子どもができて、そう思うのです。所有している必要はなくて、カーシェアで必要なときにパッと運転できたら、って思うのです。

ということで、今週のお題「試験の思い出」で思うこと。

運転できる人がうらやましい。