いくつになっても褒められるのはうれしい
クリスマスなのに、人生初の胃カメラを飲んだ。
クリスマスなのに、ということもないけど、前日に食べられるのはお粥のみ。
パーティのご予定とか、大丈夫ですか?と、予約のときに看護師さんに確認されて、あー、と思ったがどうせパーティはしないし、予約できるときにやっておきたかったので、そのまま予約した。
市町村からハガキがきていたのだ。
それも4月に。
妊娠していて会社の検査もできず、本当は夫が育休をとってくれていた2ヶ月間のうちに済ませたかったけど、母乳での授乳供給が安定しなくて延び延びにしていた。
そうこうしているうちにあっという間に夫の育休は終わり、土曜日に受けるしかなくなり、いくつかのクリニックでは今年度の受診予約はいっぱいになりました、と言われ、いつがいいかなんて選んでいる場合じゃなくなり、クリスマス。
初めて行くクリニックだったけど、とてもよかった。
苦しいよ、つらいよ、と夫に散々脅されていたけど、つらいなりにも楽な方だったんだと思う。
胃の泡が消える薬を飲む(まずそうなので一気に飲む)
鼻から麻酔(喉に落ちてくるのを飲み込んだら激マズだった)
どちらの鼻からカメラ入れるか、軽くテスト。
右の鼻は狭く、左ならギリギリセーフ、とのこと。
麻酔がきいてくるまで、しばし看護師さんと雑談。
お子さんが3人いらっしゃるとのことで、「つらくなったらグチこぼしにいつでもいらしてくださいね」と言ってもらい、軽い風邪でもこのクリニックに行こう!とかかりつけ医をあっさり変更したくなった。
仕事は、つまり「人次第」と痛感。
鼻からカメラが入っていく。
検査中、唾液は飲み込まずにたれ流し。
正直、恥ずかしいけどそんなことは言ってられない。
眉間にシワを寄せていたら、「余計苦しくなるので、ぼーーっとこの辺見ててくださいね」と壁の絵を見る。
看護師さんが背中をさすってくれる。
先生が「とてもお上手ですよ」と言ってくれる。
妙な気分。
お上手なのは先生のほうなのに。
しかし褒められるとうれしい。単純な性格でよかった。
カメラが鼻から抜けていって、検査終了。
強く鼻をかまないように、と言われる前にかんでしまい、鼻血ダラダラ。
初見の結果発表。
「久しぶりにキレイなものを見せていただきました。ありがとうございます」
なんと!!
先生にお礼を言われた!!
人生初、内臓を褒められた!!
「食生活に気をつけ、ストレスをうまく逃がす生活をされていますね」
ストレスをうまく逃がす。なんていい表現してくださる。
ストレスがないわけないのよ。
たしかに産休に入って仕事のストレスはないけど。
イヤイヤ期の2歳児。
なんで泣いてるかわからん0歳児。
常にあれがないこれがないと騒いでイラつく夫。
このところ2歳児の体調不良もあって、ろくに食べることもできてない。
ストレスをうまく逃がしているのか、そうかそうか。
ケーキ屋に予約していたケーキを受け取り帰宅したら、2歳児と0歳児がギャン泣きだった。
キレイな胃だと褒められた!と夫に言ったら、ストレスが何もないのは能天気、ストレスがない生活できてるのはオレのおかげだと言われた。
あー、腹が立つ。
ストレスを逃がそう…
ストレスを逃がそう…
次回のため、当日持っていく物の備忘録。
処置中はクリニックでもらえるけど、帰り道で必要。
・大量のティッシュ
・それを捨てるビニール袋
・予備のマスク
と、下書きしていたら2歳児が午後から発熱。
ママ抱っこー!
ママ抱っこー!
ごはん、作れない。
クリスマスどころではない。
土曜日も日曜日も、そして月曜日も看病で過ぎていく。
ストレスを逃がそう…
ストレスを逃がそう…
いちばんつらいのは体調を崩している2歳児だ。
泣いても抱いてもらえない0歳児もよく頑張ってる。
パパいやー!と言われ続ける夫もつらかろう。
ストレスを逃がそう…
ストレスを逃がそう…
今、できることをやろう…