バイリンガル幼稚園に見学に行ってみた
第1子が小規模保育園最終学年なので、再び保活中。第2子の育休中なのを最大限利用して、いくつか保育園を見学。そんななかで、自分の中にものすごい迷いがでてきた。
親として、子どもにどう育って欲しいか。
どんな大人になって、どんな人生を歩んで欲しいか。
それ、考えたこともなかった!
という自分に対しての驚愕の事実。
生まれてくれただけでもう充分。健康に育ってくれたらもうサイコー。子どもは自分とは別人格だからね。人生なんて子ども自身が選んでくれたらそれでいいのよ。
って思っていたけど、それって何歳の話よ?大学生?そこまで行き着くまでの道のりで親として何ができるのよ、って話を私はまったく考えていなかった!!責任感なさすぎ、と言われても仕方ない。むしろ子どもの人生の責任なんて持てないし〜、くらいに思っていた。なんてこった。
中学受験を今から考えている夫が、「結局どこの中学に行きたいかは本人が決めればいい」と言っていたけど、保育園選びは「本人が選べばいい」という話には当然ならない。それに今さら気づいてしまって、うわーどーしよー、親ってめっちゃ責任重大じゃん、と慌てている次第。
仕事をどうするかは別として、3歳から幼稚園に通うという選択肢もある中、まずは保育園だけという枠をいったん外して、見学できるところは行ってみよう!何かヒントがあるかもしれない!の精神で、近所の幼稚園を検索。
「見学は9月以降」とホームページに書いてある園のなんと多いこと。
え、保育園の申込は10月なんですけど。
そこで思い出したのがバイリンガル幼稚園。検索すると、すでに見学会と、なんと入園申込まで始まっている!選考はあるものの、先着順でもあるという。とりあえず直近で見学予約。土曜日開催。乳幼児を含む子どもはご遠慮ください。これはむしろ私にとってはハードルが高い。でも夫に子ども2人を預けて参加。
結果、想定どおり完全にヒヤカシでした。
まじかー、年長さんでネイティブと普通に会話してるやん。いや、そりゃそうよね。年長さんって普通に大人と会話できるもんね。
うちは英語でリスニング・スピーキング・リーディング・ライティングできるようになるのは当たり前です、それに加えて小学校受験メソッドも取り入れるし、運動もめちゃくちゃやります、という園長のカリスマトークに、すっかり入りたい気分になってきたところで、おカネの話。
月10万円。ホームページに書いてあったけど、やっぱりやっぱりこんな学費は我が家では払えません…。いくら3歳以上は補助金で割引になると言っても、うちの場合は延長保育が必要だし、給食費がよく見たら学費とは別にかかるしくみだし、施設費も別途かかるし、結局年間10万。
格差だわー、親ガチャだわー、すまん、子どもたちよ。
保育士の資格があったらここで働いてメソッドを家に持ち込めるかもしれないけど…事務員の採用あるかしら、とか考えてしまう。
いちばん考えさせられたのは、「保育園にただ通ってるだけの時間がムダだと思ったので、この園に」という保護者インタビュー。
えぇぇぇー、そんな感じ!?まぁたしかにこんなことできちゃう子に育って欲しかったら、ただ保育園で時間を過ごすのはムダってことになるわな…。
自分が仕事をしている間、預かってくれる保育園に何を求めるのか…まともに考えたこともなかった。
先生の雰囲気とか、子どもがイキイキ楽しそうにしてるかどうかとかは見学に行って肌で感じてこよう!とは思ってたけど、朝と帰りに親がやることが少ないほうがありがたいけどね、とか、年間どのくらい平日に親が参加する行事がどのくらいあるかとか、基本的に自分のことがメインだったよね…。
体力をしっかりつけること。
生活リズムを整えること。
集団生活の中でいろんな人がいることを知ること。
他者への思いやりを持てるようになること。
あとはとにかく毎日を楽しく過ごせること。
これは、子どもはもちろん、大人も。
やっぱりまずはそれが基本かなぁ…今のところ。
それ以上に何を求めるか、なのかなぁ…。
エンパシー重視!とか、習い事をオプションでつけられる!とか、今月は今後もいろんな園に見学に行く予定。
まもなく3歳になろうとしている自分の子どもを見て、どんな園なら楽しく過ごせそうか考えさせられる。個性もでてきた。その分、0歳のときの見学より、今のほうがより深く子どもの通う姿をイメージして見学できる。
人生は選択の連続なんだな…。
楽しく通えそうかどうか、だけをポイントに考えてもいいかなぁ。なにかができるようになったほうがいいのかなぁ。
もう少し冷静に色々考えてみます。